珈琲豆「ろん ぱるみにゃ」をどうぞ。

以前、ブラジルの生豆にはブラジルのワインを、エルサルバドルの生豆にはエルサルバドルのカスカラを含浸させました。…では、パナマの銘園ラ・エスメラルダで育ったコーヒーには、何が合うのか? パナマの生豆にはパナマのラム酒に酔いしれてもらいましょう。パナマコーヒーの銘豆「パルミラ」(チリキ県ボケテ地区産)には、パナマラムの銘酒「ロン・アブエロ」(エレーラ県ペセ地区産)を!

地元パナマ産サトウキビから一番搾り汁だけを発酵させて連続式蒸留したアグリコール製法の原酒を使って、ソレラシステム(鰻屋の秘伝のタレ継ぎ足し法?)によって熟成させた「ロン・アブエロ」。‘Abuelo’(アブエロ:スペイン語で祖父)の代から作られ続ける‘Ron’(ロン:スペイン語でラム)は、世界に誇るべき「上品」な銘酒です。その香味は、完熟した果実香とヘーゼルナッツの芳ばしさ、まろやかな酸味と紅茶のように爽やかで甘い味わい…まるで、銘豆「パルミラ」に合わせたかのような特徴です。

 

パナマのラ・エスメラルダ農園のパルミラエステートで採れたカトゥアイのウォッシュト(湿式精製)の「パルミラ」を100%使用。今般の珈琲遊戯では、ラム酒(加水して倍量にしたグロッグ)をインフューズする際に、生豆の半分量に減圧で含浸させ、残り半分量には最初に浸して生豆の成分が含まれたグロッグを使って常圧で含浸させました。いわば、鰻屋の秘伝のタレ継ぎ足し法? ソレラシステムのラムでソレラシステム的なインフューズ。これにより、「パルミラ」と「ロン・アブエロ」双方の香味特性を活かしたまま仕込んで、手廻し釜による直火の「一本焼き」で中深煎りに仕上げました。甘やかにまろやかに、世界唯一の「上品」に酔いしれる覚悟はあるか─。

 

※ご注文はフレーバーコーヒーのWeb通販ページで受け付けています。