珈琲が好きです。どうしてハマったのか、自分でもわかりません。ハマった自覚もありません。もっと美味しい珈琲を飲みたいと思い続けて、自分で焼いて、自分で淹れて、資料を読み、先人に訊ね、友人と談じていたら、40年近くが過ぎて、今になりました。ある時から、「珈琲はライフワーク」(自虐です)とか「珈琲狂」(自嘲です)とか言うようになりましたが、本当はそれらもどうでもよいことです。無理に珈琲を良く言って喧伝する世の風潮も好みません。私自身は明日起きてみたら、珈琲が大嫌いになっているかもしれません。でも、今は珈琲が好きです。珈琲に生きて、珈琲で遊んできました。明日も嫌いになっていなければ、珈琲を喫して、珈琲に戯れましょう。