「イーアンフ」に関する報告とお詫び

「表現の不自由展・その後」中止記念&再開祈念作品の「e-umph」(イーアンフ)に関する報告とお詫び

 

珈琲豆「e-umph」(イーアンフ)については、発売の予告及び直後の段階で、知己なる珈琲屋さんから「やばい」とか「やりすぎ」とかの声をいただいていました。珈琲遊戯としては、相当数の抗議や脅迫があることも予想して販売の関係者などへ迷惑が及ぶことも心配いたしましたが、それでもある程度までは真の「炎上商法」で挑む想定をしました。

 

しかし、「e-umph」(イーアンフ)販売の展開は、思わぬ方向へ進みました。まず、直接の抗議や脅迫は一件もなかったこと。次に、「表現の不自由展・その後」が公開3日間で中止になったのと同様に、「e-umph」(イーアンフ)が公開5日目で完売となって販売を中止せざるを得なくなったこと。余波があまりにも小さい。表現の自由に関する分断がこれほどまでに進んでいる中で、珈琲豆の表現の自由に関する議論が後退したかもしれない、そうした実証になってしまっているように、今起こっていることを捉えています。

 

実は、仮に「e-umph」(イーアンフ)の販売が思わしくない場合は、豆をガソリン携行缶などに詰め替えて再販してみるつもりでしたが、既に完売してしまった今となっては、それも果たせぬ夢となりました。以上の事態に関して責任は全て私、珈琲遊戯の鳥目散帰山人にあります。ここに、「e-umph」(イーアンフ)に関する報告とお詫びを申し上げます。早期に完売して申し訳ありませんでした。今後は、より複雑で強烈な味わいの「問題作」を企画する所存ですので、今般の事態についてはなにとぞご寛恕を願います。また、発売中の珈琲遊戯の珈琲豆「とある珈学(かがく)の最終信号(ラストオーダー)」と「しん・もんたん」をよろしくどうぞ。